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2006年3月13日 (月)

なぜパソコンが普及したのか?

そしてパソコンを家電化した製品が普及しないのでしょうか?

理系スタイル : なぜパソコンは難しいのか!
http://rikei-style.at.webry.info/200602/article_1.html

こちらで、PCは汎用性があるから難しく不安定。家電は汎用性がない分安定している。で、

汎用性を犠牲にしても、簡単で、完全なパソコンを
世に出すべきではないのかな、と思います。

と、結論付けています。

しかし、パソコンの方を選択したのはユーザーの方なんですよね。

メーカーはワープロ専用機(と言うと語弊があるが、表計算も備えている機種も多く、インターネットに対応した機種もあった)、家庭用ゲーム機、インターネットTVなどを出していますが、成功しているのはゲーム機だけと言えるでしょう。

ワープロ専用機はなぜ駆逐されたか?

一時期はそこそこに普及したワープロ専用機ですが、Windows機の普及と共にすたれていきました。
何故か?

パソコンの敷居が低くなった。

Windows95の登場、プラグアンドプレイの普及によって、DOS時代よりかなり易しく使えるようになったこともありますが。

オフィスソフトがバンドルされるのが当たり前になったのが大きいですね。
取りあえず配線すればワープロ、表計算ができる。
普通にオフィスソフトだけを使っている分には、問題になるほど不安定にはならない。
表面的な使い勝手がほぼ同等になり、ワープロ専用機の優位が打ち消されたと言えます。

スペックではパソコンの方が上。

中身としてはPC技術を使っていて、しかも安価なのだから、スペックが劣っても当然なのですが。。
特にハードディスクのない専用機は、著しく劣って見えたものです。
このデバイスなしに今のパソコンは成立しないほど大事なデバイスで、ワープロ専用機ユーザーもハードディスクを望んだものでした。

このハードディスクという代物。
基本的に振動に弱く、元々は家電・専用機にそぐわないものでした。
それも出始めた当初は、かなり弱かったようです。
初めてラップトップパソコン(*1)にハードディスクが載ったときも、画期的なことでした。

(*1 ノートパソコンより大きくバッテリーもないけど、同じような形をしたもの。 ワープロ専用機も大半はこの形だった。 ちなみに海外では、ラップトップと言うとノートパソコンを指すらしい。)

今ではカーナビにまで搭載されるほどに強くなりましたが(*2)、パソコンが急激に普及し、ワープロ専用機が衰えていってた頃は、まだハードディスクは家電の使用に耐えるほど強い代物ではありませんでした。
当然、高価なビジネス機を除くとワープロ専用機(パーソナルワープロ)では採用されず、あるいは採用が遅れることになったのです。

この時期は液晶ディスプレイも急激に進化していた時期であり、やはりパソコンの追随であったワープロ専用機にとっては不運だったと言えるかも知れません。

(*2 十数年前にハードディスクを使い始めた私からすれば、到底考えられないことですが、苦笑)

たまに固まる程度の不良動作はユーザーも容認した

現在のWindowsマシンのハードは、DOS/Vパソコンと言われていたものが主体になっています。
これは一部の自社開発を除き、安くて信頼性に劣る部品で組み上げられています。(*5)
DOS/Vを一気に普及させたFMVなど、当初は「3台に1台は不良」とまで言われ、それまでの国産パソコンがすたれていくのが嘆かれたものでした。

(*5 本来は(特にアメリカ)信頼性のある高いパソコンもあったのですが、少なくとも日本では、安いパソコンが売りとされました。)

それでも、こまめにバックアップを取るとか、素人でも十分できるような対策で何とか使えるようになります。
パソコンらしい使い方をすると多くのトラブルにみまわれるものの、標準で入ってるオフィスやブラウザを使う程度では、まずどうにかなかったりしない。

であれば、よりスペックが高いほうに魅力を感じてくる。
少々不完全でも、より安い価格で高いスペックを追い求めていく流れの中で、ワープロ専用機も見放されていったのでしょう。

Windowsというものがそれだけ画期的で、仕事の質を高めるものだった

パソコンのOSがDOSだった頃に完成系となったワープロ専用機は、Windowsによって大変化したPCについて行けなかったのでしょう。
パソコンでさえ今ほど性能に余裕がなく、ましてワープロ専用機はWindowsをまともに動かすほどの性能はなかったですし。。
(と言うか、ワープロ専用機は元から完成系なのですけど、、完結しているという言い方が適当か、、)

レコードがCDに、カセットテープがMDに取って変わられたようなものでしょう。

では、今ならWindowsのようなワープロ専用機がつくれるか?
まず無理でしょう。
そもそも専用機に使うWindowsのようなものをつくるのにコストがかかり過ぎますし、買った状態のままのパソコンに対して殆どメリットがありませんから。

では、インターネットTVなどのネット家電についてはどうでしょう?

インターネットは次々と新しい規格が加わっていく

CDにしろビデオテープにしろ、TV・ラジオ波放送にしろ、家電媒体・データの規格はそのまま変化しません。
製品の信頼性や質が向上することで進化していきます。
CD-R/RWが後から出たり、なんてこともありますが(*3)、それに対応してない家電が「使えなくなる」可能性はまずありません。

しかし、インターネットはどんどん新しい技術、規格が盛り込まれ、Webページを提供する人もどんどん新しい技術を使っていきます。
既にIE3では見られないページが圧倒的に多いですし、ブログではIE6以上が推奨されていたと思います。
こういった変化に対応する必要のあるものは、家電にはなかなかそぐわないのです。(*4)

(*3 それ自体がパソコン技術に引きづられたものですけど。)
(*4 パソコンでもついていくには限度がありますが。)

まー、こういったことがあって、

一般消費者は、専門家の価値観を押し付けられているのです。

とばかりは一概には言えないのです。

では、今のパソコンは一般消費者が望んだものなのか?
それも言えないんですよね。

Windows 95はそれほど不安定ではなかった

言わずと知れたパソコン普及の立役者、それがWin.95ですが、これはむしろ安定したOSだったと言えるでしょう。
仕組み的には以後の不安定なWindowsの部類なのですが、さほど悪い話は聞かないです。

少なくとも私は、95は安定していたと思います。
その前のWindow 3.1は最低の代物でしたが(大いに主観ありです。笑)、95でうってかわったことに驚きました。
なんせ、メモリ8メガバイトでも安定していたそうで、当時のOSの規模を差し引いても凄いことです。

Windows meで不安定さ極まる

その後、98→meと不安定になっていったようです。
個人的には、meでも3.1よりはまだマシだと思うのですが、meの方がヒドいと言う人が多いようです。
自社でハードをつくり、信頼性を売りにしているメーカーからすると、たまったものではないでしょうね。

XPは、特にProfessionalの方はWindows史上もっとも安定したOSであるべきなのですが、Homeとの2本立てという企画に無理があったのか、今一不安定さが残っているようです。
2000を早々に引退させて今のXPを押し付けようとするマイクロソフトの姿勢には未だに問題があります。

要するに

面倒はともかく、不安定・不完全なのはマイクロソフトが一番悪いんでしょうな。(-_-)
独占企業ならきちんと社会的責任を果たせ! っと。

追記 :
時々、文章を微修正しています。

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